葬儀に用いる数珠とブレスレットの違い

葬儀で用いるための数珠とブレスレットの違いを理解する

葬儀や法事などで必ず手にするのが数珠。別称を念珠とも言い、仏教における葬儀などの各種儀式には必要不可欠なものです。しかし、もともと熱心な仏教徒でもない場合は、数珠の本来の意味を特に意識しないまま使用していることも多いのではないでしょうか。これはアクセサリーのような意味合いではなく、きちんとした意味を持っているれっきとした仏具です。

数珠とは、もともと念仏を唱える際にその数を数えるために珠を1つずつ繰っていくことで把握していたという説が一般的です。人間の煩悩の数と言われる百八回にわたって念仏を唱えれば煩悩が立ち消えて清浄されるという仏教の教えがあり、その数のとおり百八つの珠をつなげて、1つ1つ繰って数えていくために使われていたと言います。それだけ数があれば、例えばブレスレットのような形にするには珠が入りきらないわけです。

つまり、数珠にはれっきとした仏教における意味が存在するのです。そのため、数珠を持たずに葬儀に出席することは、僧侶が経典を忘れるようなものともいえます。何となく持っているのではなく、そのような意味があると考えると、葬儀における数珠の意味合いをより深く認識できるのではないでしょうか。

そして、近年ブレスレット型の念珠と銘打ったものが出現していますが、これが念珠の代わりになるものと思ってしまう方がおられるようです。確かに仏具屋でもブレスレットを取り扱っていることがあり、それならと思ってしまいがちですが、儀式においての使い方がしきたりとしてある仏教においては、ブレスレットではその意味をなしません。

では、数珠とブレスレットの違いや意味合いなどをここで探っていきます。

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